メイク技能検定教室バナー

メイクに関する技能試験と、その教材を販売されている一般社団法人JMAさんの楽天市場のバナーを製作しました。企業さんの詳しい紹介もしたいのも山々ですが、今でも繋がりがあるわけでもなく、とりあえず製作してコンペに参加したという事実からポートフォリオ掲載させてもらいます。とあるトラブル(※後述)と、それでも採用していただいたという経緯から個人的にはものすごい思い入れのあるコンペでした。

効率化、ルーティン化も大事ですが”仕事の振り幅”もどこまで広げるか?は大きな課題でしょう。ただ、もし誰かに同じ事を聞かれたら今のボクは、あんまり広げるべきではないしヤンない方がいい、と言い放つでしょう。なぜなら自分がわからなくなるし、広げた先で事故に遭う場合も往々にしてあるというのを悟った仕事だからです。

作業自体は毎度毎度そうそう変わらないんですが、慎重にやらないと痛い目にあう事を心しておくことを肝に銘じるきっかけとなった作品です。

採用が決まって最終的に使用されたのはこのタイプ。今見ると、随分脂っこいデザインだな?と思えてしまいますね。バリエーションの際もあまりにも露骨だし、パッと見でわかる力技ですね。強いてどこを見て欲しいかと問われれば、ライティングと影の出し方ですかね?左右からストロボを当ててるけど、しっかりと右からのライティングの方が強いし、光源と影の落ち方が非常にナチュラルなところでしょうか。ただし力技がすぎるかな。。。
うっすらうっすらに気づくのはもう少し先に訪れたんだと信じたい。

同じく差分。提供いただいた素材は、背景のうっすらマッサージお姉さん?と、教材テキストの写真と記憶していますが他にもあったかもしれません。モデル女性の画像はボクが用意しました。が実はこれが問題となってしまいました。こちらは採用となった方なので問題はありませんがね。

問題はここからです。時系列的に、先に完成してコンペ提出したのはこのパターンの方が先です。
生じた問題とは、ズバリ著作権(商標)になります。ボクとしては”フリー画像”として検索して見つけたモデルさんの写真だったんですが、某大手ブランドの現地のイメージガール?みたいな有名なモデルさんのようです。なんで日本のフリー画像に混ざってたのか?知る由もないんですが、とにかく使用できないというのを、ほかの参加者さん?かコンペ運営の方?からの通報があったらしくて、使用できないことになりました。非常に残念です。なので多少モザイク処理をかけました。あくまで”作風紹介”としていますがまだ問題があるなら、まぁ消しましょうか?

実際にこのバナーで決定と言われて微調整を依頼主さんの方と相談している際に指摘喚起があり、使用不可能になったので本来はこのままで世にでる予定でした。依頼主サイドとしても寝耳に水だったようで、急遽差し替えの案を製作したのが最初の方になります。非常に残念ですが、この後素材選びに結構細心の注意を払うようになりました。
クドイくらいのバリエーションが存在していますが、依頼をいただくと平均したら、5パターンくらいは常に用意します。それでも時間はあんまりかけません。時間がかかる=あまりイイ案は浮かんでいない、と個人的なレギュレーションを設けているので、製作に時間がかかる場合は諦めて辞退する事も多々あります。

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