Yukiプロジェクト

俗にいっちゃえば”ノリを理解できる”は、少しばかり怖い話です。万人ウケするなんて話は、ありそうで実はそうそう話、でも確実に世の中に”同じノリ”を持った人たちは存在するのです。

依頼は友人づてで頂きました。果たしてお力添えができるのか?というのは、瞬間で吹き飛ぶようなお話でした。求めていることがすでに明確という感じでしたので、その具現化には「こういうロゴが欲しいよね?」と早い段階で理解し製作に当たれました。

完成ロゴと、それを使ったデスクトップ画像。事務所をおとづれた際に、インテリアや装飾品で”この人はサーフイメージが好きなんだな?”と理解しておりました。この画像は完成後に改めて製作したのですが、割とこういう画像に載せる事は想像に難くない感覚でした。非常に綺麗なんじゃないかな?そう思います。

ここからは技術的な話。まず”建築設計”の起業家さんということなので、空いた扉の家を配置。「カスレた」イメージが完成形と聞いていましたので、最初に幅広でボリュームのあるアイコンと文字を配置し、ここから削る(グランジをかける)ことで加工や製品展開をしやすいようにとの意図があります。この時点で、スクエア(正方形)ではなく、横長の文字列配置とすることになりました。もちろんロゴを上に、下に屋号の配置に戻しても成立するのはいうまでもありません。

少し弱い、不安定性があると感じました。”建設”なのでそれは。。。と考え、壁を分厚くし、なぜか煙突を追加。ここまで補強したら開口部(窓)も大きくとっても問題ない?と考え、扉を梁の上まで拡大しました。スイマセン、何気にその辺詳しいんですw 感嘆符を家の外に出し、円弧に収まるように巨大化し、賑わいで楽しい状況を感じ取れる状況を込めました。スペースをうまく埋めに行った、というのがボクの感想です。

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